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アジア商工会議所連合会(CACCI)総会に参加
2006年10月30日

10月30日〜11月2日、台北(台湾)で開かれたアジア商工会議所連合会(CACCI)設立40周年記念第21回総会に、穴吹会長はじめ8人が参加しました。

モディ会長から、「来る世代の子孫の生活の質維持をしていくために、企業は、環境に対する責任、地域発展のための責任、住民のための責任を負う。第1回10カ国参加のもと開催した総会において、それまで無かった経済界の広域的な協力促進、連携をすることにより、紛争、貧困を乗り越え、地域の発展に努め、CACCIはアジアの文化革命を起こした。企業が発展していくことは、目的ではなく変革をしていくためのプロセスである。」と挨拶がありました。

奥田トヨタ自動車相談役の基調講演。「人・モノ・カネが国境を越え交流、天然資源の保有国の工業化などアジアの経済はめまぐるしく変化し続けている。今後、(1)地球規模の新局面をいかに乗り越えるか、(2)画期的な技術革新(人造→無人造の知識を利用した産業の発展)、(3)人々の心(多様性、異種性との共存)を問う時代を迎えている。トヨタ自動車では、(1)『技術革新、グローバル化』・・・エネルギー、環境など自動車の持つあらゆるマイナス面への取組、(2)『現地化の促進』・・・現地の社会・産業への貢献として現地の人材育成、技術の伝達を行うなど、時流に先駆けたモノづくりを行っている。アジアは、資源エネルギーや食糧が脆弱であり、相互依存の中では、一国が倒れると共倒れになる可能性があり、地域協力が不可欠である。今後、アジア太平洋地域で日本の役割は地域のイノベーションセンターとしての役割、多様性を生み出すダイナミズムの革新を行うことである。」と述べられました。

トピック2『競争力のための革新』では、日本代表団長の村田日本商工会議所副会頭がスピーチ。「日本はローテクから、積極的に欧米技術を取り入れ、独自のモノづくり産業を発達させたが、円高等によりモノづくりが中国へシフトした。結果、国内で作れるものがなく、新しい技術の開発が必要となった。フラットパネルは、日本と台湾の連携によるものであり、技術者と人的交流のイノベーションによる製造されてきた。技術革新と品質改良、労使協調で世界で成長してきたこと、競争力を高めた成長を遂げるには変化に対応する適応力が必要である」と述べられ、アジアの国が連携して発展していく可能性などを指摘されました。流暢な英語でのスピーチに感動しきりでした。

会議に先立って行われた「日台商工団体懇談会」では、台湾の女性経営者が多く参加し ており、穴吹会長から、台湾の女性経営者が携わっている業種の傾向について質問したところ、「台湾では、男女に関係なく様々な業種を営んでいるが、特に商品の輸出やハイテク産業、情報技術産業に携わっている方が多い。」と回答がありました。懇親会では、家庭と仕事、育児の両立について、日台の女性経営者は積極的な意見交換を行いました。

見識豊かな篠原常務理事さん、台湾の歴史に詳しい廣瀬東京商工会議所常議員さん、明るく楽しい上西大阪女性会副会長さんとの市内視察。活力あふれる青年部の皆様との交流。日本代表団63人はじめアジア地域から22カ国、約300人が参加したCACCI総会。歴史、文化、商工会議所のあるべき姿に触れた3泊4日の台湾の旅は、何ものにも代えがたい貴重な経験となりました。

企画運営してくださった日商国際部の皆様、本当にお世話になりました。


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