鈴木八朗氏からのメッセージ
幼児の手ほどの大粒のいちごが店頭に紅い。
育てた園芸家のコメントが実にいい。
「一株に一粒だけ。ある期間究極のサバイバルを味わわせる。『生き残るぞ』意識を持ったいちごは見事に熟すんです。」
逆手の新手栽培だ。放置する逆境が本物を育てる肥料になる。
現況は天の配剤かもしれぬ。
これを抜ければ本物の慈しみの地が顕れる。
かつて独り黙と郷土玩具を作り続けた宮内ふささんの奉公さん人形は凛として優しく現代の母性の時代に先駆けた。
東北の町々がこけしを護り育て育てられてきたようにこの人形(ひとがた)を21世紀に照応させて郷土の貌にしたい。
衣裳に高松の梢から浮遊した松ぼっくりを紅で入れた。薔薇になった。
手は話をする。こんにちは、ありがとう。
可愛いHOKOSUN(ホーコーサン)の話に眼をかたむけて下さい。
デビューは2001年6月1日、高松商工会議所女性会40周年のパーティー。
「新しい話手の話」を貴女の唇に乗せて輝く輪を広げてください。

鈴木八朗氏プロフィール